激戦のスゴロクバトルを勝ち抜け!
<恋愛シミュレーション/メディアワークス/1996.11.22>
異世界に飛ばされた主人公が元の世界に戻るため旅をする、恋愛育成シミュレーション。
発売元がメディアワークスということで、当時「電撃プレイステーション」誌上で大プッシュ。
電撃読者だった私はのせられたわけですね。
キャラクターデザインは、前作「ウィザーズハーモニー」と同じmoo氏。
「ウィザーズハーモニー」 の時より画力が上がり、女の子がかわいくなりました。
登場する女の子は9人で、私のお気に入りは関西弁のアルザ、うさ耳のキャラット、人当たりの良いティナ。
クセの強いウェンディ、リラ、楊雲も攻略するうちに良いところが見えてきたかな。
ゲーム冒頭、主人公は一緒に旅をしてくれる女の子を勧誘します。
誰を選んでもOKですが、好みだけでパーティーを組むと後で後悔することに・・・。
街に着くまでは育成パートで、おのおのパラメータを上げていきます。
相性のいい女の子同士を組ませると育成がはかどり、相性の悪い子同士だとケンカが発生。
街では女の子とデートもできましたが、う~ん、ぜんぜん覚えてない。
主人公が元の世界に帰るには「魔宝」と呼ばれるアイテムが必要です。
ストーリーイベントでは「魔宝」の入手をかけて、ライバルチーム2組とスゴロクバトルで戦います。
ルーレットを回してスゴロク盤の上を進み、マップの一番奥にいるボスを倒したチームが勝利。
途中、モンスターやライバルチームに当たるとアタックあり魔法ありのバトルになります。
異世界モノのエンディングは「現代に戻る」と「異世界に残る」の2種類と決まっているので、エンディング分岐のために「魔宝」の入手は絶対条件。
スゴロクバトルは勝つまでリセット!!
・・・しかし、簡単に勝たせてくれるほど世の中甘くない。
ライバルチームは「リーダー + 主人公がメンバーに選ばなかった女の子3人」で編成されており、かなり手強い。
戦闘では日頃の育成の成果が出るので、育成がおろそかだと苦戦します。
女の子との交流にうつつを抜かしている場合じゃありません。
さらに、マップのボスも強敵。
ラスボスなんて倒すのに5分以上かかったような気がする・・・。
いや、ロマサガのラスボスかっての!
このウンザリするスゴロクバトル、なんと女の子の恋愛イベントでも発生します。
もちろん、一位になれないとリセット。
・・・
・・・これ、ギャルゲーだよね?
と聞きたくなるくらい、ギャルよりスゴロクバトルの比重が大きい・・・。
疲れます・・・・・。
当時、「スゴロクバトル」の過酷さにもめげず、全キャラのエンディングを見たはず。
今はそんな根気、ないですよ(笑)
女子だらけの中で黒一点だったのが、ライバルの一人・魔族の青年カイル。
イケメンなくせに同族からも相手にされない3枚目ぶりが憎めないキャラでした。
カイルと現代に戻るエンディングでは、主人公とバンド「魔族」を結成してノリノリ状態。
案外仲良しな二人にほのぼのしたなぁ(笑)